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エンタープライズソフトウェアの近代化によるアジリティ、スケーラビリティ、セキュリティの向上

Google Cloudと連携して継続的イノベーションを実現

最高のパートナーとともにイノベーションを実践するための新たな道を常に探し求めているBroadcomにとって、Google Cloudはそのようなパートナーの1つとなり、世界トップクラスのソリューションを企業に提供する助けとなっています。最近、Google Cloudのカスタマーエクスペリエンス部門の責任者であるLee Moore氏と、エンタープライズソフトウェアのアジリティ、スケーラビリティ、セキュリティを向上させる近代化について話し合う機会を得ました。

ここでは、その会話の要旨をご紹介します。

近代化に関してお客様が直面している課題は何か?

Moore氏がお客様と関わる中でよく耳にする話題は、ビジネス変革、人材リスク、そして管理コスト削減へのニーズです。 

私たちは明らかに、新興企業が絶えず既存企業に挑戦を仕掛けている競争の激しい市場に属しています。その一方で、定評のある既存企業はビジネスモデルをさらにデジタル化しようと試みています。したがって、包括的な目標は、アジリティの向上によるエンドユーザーエクスペリエンスの改善ということになります。人工知能(AI)や機械学習(ML)などの先進技術を使いこなすことで、より多くの意思決定をリアルタイムで実行できるようになり、それが最終的な目標達成の証となります。

しかし、それは簡単なことではありません。世界中の失業率が歴史的な低レベルを記録している今、必要な人材の獲得がかつてないほど難しくなっています。失業率が3%前後に留まり、技術人材の不足が悪化している状況を受けて、企業は最新の技術スタックに関わる仕事に就きたいと望む人材を惹きつける方法を探し求める一方で、生産性と自動化の改善も求めています。

企業は、自社のデータセンター運営にかかるコストの制約にも直面しているため、スケールの経済性と、自社インフラストラクチャの信頼性、セキュリティ、柔軟性の向上を達成するために、GCP(Google Cloud Platform)を求めます。

Broadcomの近代化

Broadcomの進行中の近代化に関わってきた私にとって、これは納得できることです。Broadcomは長年にわたりハードウェア会社としてのみ評価されていました。当社が重点をソフトウェアへと移したとき、当社の技術を全体的に近代化し続ける以外に選択肢はありませんでした。

ソフトウェアをデータセンターからクラウドへ移行する必要があったのです。また、個々のソフトウェアをばらばらに販売する代わりに、お客様に必要な機能をすべて備えた完全なソリューションを作り上げるために、かなりの再構築が必要でした。ソリューションは個々の構成要素の集合より大きいのです。

当社の最終的な目標は、製品の回復力を強化し、機能停止の可能性を減らし、新しい機能やアプリケーションのリリースの供給サイクルを短縮することです。これはまさに当社が達成してきたことであり、Broadcomはそのために、ポートフォリオの見直し、提供、サポートを行う必要がありました。完全なソリューションを作り上げるには、単発のソリューションの集合ではなく、1つにまとまったソフトウェアが必要だったからです。

継続的なイノベーション

Lee Moore氏によると、GCPにたどり着くお客様は、Google Cloudでイノベーションをスピードアップできることから得られるメリットを求めています。彼は、お客様がこのプラットフォームのツールを使ってイノベーションを迅速化し、新製品を市場に投入していると説明してくれました。地理的条件に関係なく比類のない拡張性、可用性、応答性を発揮するプラットフォームを採用することで、エンドユーザーの進化し続けるニーズにより的確に応えられるようになると、彼は語っていました。

Broadcom Softwareでも、同じことを体験しています。当社の製品チームは運営とデータセンターに関する悩み事から解放されたため、すばらしい製品の発明とすばらしいカスタマーエクスペリエンスの実現に集中できるようになりました。

複雑さの軽減

私たちは、近代化計画によって、製品提供の迅速化、コンプライアンスの改善、セキュリティの向上をどのように実現できるかについても話しました。最も重要なことは、おそらく技術スタックの近代化によって市場のニーズへの迅速な適応と対応を実現できることです。 

これは大きな強みになります。さまざまなプラットフォームや縦割り(サイロ)によってITアーキテクチャが複雑になるほど、リスクが大きくなるからです。システムを近代化してオープンなシステムにすることで、ITの複雑さを軽減し、リスクを減らすことができます。さらに、技術スタックの近代化によって市場のニーズへの迅速な適応と対応を実現できます。

Broadcomは最近、このITの複雑さという問題に関するハーバード・ビジネス・レビュー誌による調査のスポンサーになりました。この調査では、回答者の82%がITの複雑さが成功の妨げになると指摘しました。さらに、回答者の63%は、複雑さをもたらす要因のリストのトップに、互換性のないシステムと技術を挙げました。  

BroadcomとGCP

Broadcomにも、GCPにまつわる独自のサクセスストーリーがあります。普通なら10年はかかる移行を、6か月に短縮したのです。GCPへの統合以前の当社は、世界中で60以上のデータセンターを運営していました。この60以上のデータセンターをすべて6か月以内に移行するという計画を、当社は成し遂げました。そして、当社がパートナーとしてこれを適切に達成することは、非常に重要なことでした。時間とお客様の両方に敏感なワークロードであるため、ほんのわずかなミスでもお客様に大きな影響を及ぼす可能性があったからです。

それから2年以上経った今も、システムは機能し続けています。何より重要なのは、当社がお客様に気付かれるほどの影響を及ぼすことなくこれを達成したことです。 

この大成功によって、Broadcomがイノベーションを推進しソフトウェアソリューションの近代化を継続するための基盤が整い、お客様のビジネス目標の達成を的確に支援できるようになりました。これが、ビジネススクールでよく言うところの「ウィンウィン」の関係です。

Broadcom Softwareは、企業の近代化、最適化、保護をサポートします。詳細は、こちらからお問い合わせください

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About the Author

Andy Nallappan

Former Chief Security Officer and Head of Software Engineering and Operations

Andy was formerly the Chief Security Officer and Head of Software Engineering and Operations at Broadcom, until August 2023. He has more than 30 years of experience in the areas of information technology, software development, SaaS, M&A, and program management.

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