Juniper Networks、Broadcomと共にネットワークを変革

Broadcomはあらゆるものをつないでいます。当社のテクノロジーは、最新のモバイル端末や家電から、クラウド、サービスプロバイダのネットワーク、ソフトウェアや重要インフラストラクチャに至るまで、日々の生活で利用されています。Connected by Broadcomのインタビューシリーズでは、ビジネスを次のレベルに引き上げるために、Broadcomとパートナー提携している企業リーダーとの討論を取り上げています。

今年の初め、私は、Juniper Networks社のCEOであるRami Rahim氏と同席する機会があり、あらゆるリーダーが想像しうる最も困難な1つの時代における、CEOとしての考え、イノベーションの役割、および企業経営のあり方について話をしました。

Rami氏は、従業員番号32としてJuniper社で25年のキャリアを持ち、最先端のネットワークソリューションや接続ソリューションが私たちの仕事や生活の形をどのように変えていくのか、最前列で観察してきました。

Juniper社は過去20年間、ネットワーク業界のリーダー企業の1つとして、世界中の無数のサービスプロバイダ、企業、データセンター向けに、ネットワークインフラストラクチャを支えるテクノロジーを提供してきました。

私たちの討論の中から、重要な洞察をいくつか以下に紹介します。また、全体のインタビューについては、こちらからご視聴いただけます。

• 各側面をシンプル化

Rami氏のJuniperでの最初の数年間、同社は主に、インターネットの規模拡大をサポートするソリューションの開発に取り組んでいました。当時は、単純に絶え間ないニーズに対応するため、この分野において継続的なイノベーションが必要でした。現在は、最大の課題は変化しており、お客様は、業務の滞りや、進捗全体が完全に停止する恐れがある技術的な問題を解決するためのサポートを求めています。

ここに、Rami氏が述べる「Experience-First Networking」の出番となります。このアイデアを簡単に述べると、設計から設置まで、ネットワークのさまざまな側面の構成、運用、可視化など、作業のあらゆる側面を根本的に簡素化しようというものです。Juniperは現在、ネットワークそのものをつなぐだけでなく、それ自体がクラウドにつながり、クラウドに貴重なデータを提供するネットワークの構築に取り組んでいます。その貴重なデータの蓄積が、ネットワークが実際に要求される水準で機能しているかどうかをリアルタイムで知らせてくれるのです。  

• Broadcomとの戦略的パートナーシップ  

Broadcomとの長年にわたる戦略的パートナーシップは、Juniperに大きな利益をもたらしました。Rami氏は、目標を検討する際、十分な規模と知識を持ち、特にJuniperの企業サービスやクラウドプロバイダセクターの顧客向けの一連のすべてのソリューションをサポートできる戦略的で革新的な半導体パートナーを求めていました。

Rami氏は次のように述べています。「Juniperはテクノロジー企業です。そのため、当社が市場に投入するすべての製品のスケールやパフォーマンスのテレメトリ機能に対応できる、研究開発と製造に十分に投資し最先端のプロセスノードを備えた半導体ソリューションを実現できるパートナーを求めています」

• ネットワークの次の展望

テクノロジービジネスで確実な点が1つあるとすれば、人々は常にネットワークパフォーマンスの常識を覆したいと思っているということです。そのため、Rami氏は、戦略チームと技術者チームと連携して、インターネットとネットワークを中心に、イノベーションに力を入れてきました。これらのトレンドがどのように相互作用し、将来、どのようなネットワークになるかは、まだ開発中の段階です。  一方で、Rami氏は、新たな未来の全体的な輪郭について、確固たるアイデアを持っています。インターネットが次世代へと進化していく中で、ネットワークについてどのようなビジョンを持っているかRami氏に質問したところ、彼の回答はシンプルなものでした。それは、「邪魔をしないこと」です。

数十億ドル規模のネットワーク企業のリーダーが、自社の製品をスポットライトから遠ざけるというのは奇妙に聞こえるかもしれません。ただし、彼が本当に強調している目標は、顧客がアウトプットや体験に集中できるように、ネットワークの速度やフィードをシームレスにすることです。

ネットワークサービスの飽くなき需要に対応するため、ユーザーに対して複雑さや制限を取り除くことは、確かに崇高で、包括的なビジョンです。

Web3、メタバース、暗号通貨、その他のトピックを問わず、ネットワークが実際になくなることはありません。ネットワークは目立たないだけです。

ネットワークを利用した作業における実際のユーザー体験について、Rami氏は楽観的な見通しを持っており、「まだ荒削りの段階です」、と述べています。たとえば、AIエンジンは、テクノロジーをさらに未来に押し広げ状況を改善することが可能なため、ネットワークオペレータの操作性を劇的に簡素化することができます。  彼は、自動化、AI、機械学習に関してJuniperのさらなる革新を期待しており、これによりネットワークのユーザー体験を劇的に変革し、長年のボトルネックを取り除くことを約束しています。 

Juniperは、継続的なイノベーションを支えるため、Broadcomと緊密に連携しており、ソリューションの幅広いポートフォリオと世界で最も複雑なIT環境をサポートする企業の利点を享受しています。Broadcom製品は、エンドツーエンドの統合を目的に設計され最適化されており、可能な限り最高のパフォーマンスが得られます。  これを「Connected by Broadcom」と呼んでいます。